
エンディングノートに関してどのようなイメージをお持ちですか?
人生の最期を迎えるための終活として、書くものだと考えている方も多いでしょう。
ただ、この記事に辿り着いたあなたのように、人生に関する悩みを抱えているから書きたいという方も多いです。
そこで今回の記事では、若者がエンディングノートを書く意味について解説します。
そもそもエンディングノートとは?
エンディングノートとは、自分の人生に万が一のことが起こった時に備えて、家族や友人などの親しい人に自分の気持ちを伝えるためのノートです。
一般的なエンディングノートでは、下記のことについて記載することが一般的になっています。
- 自分自身の個人情報(名前・生年月日・住所・電話番号など)
- 自分に万が一が起こった時に連絡したい人の個人情報
- 自分の財産(資金・土地・不動産・株・仮想通貨など)
- 自分のデジタルデータの処分に関する情報
- 相続や遺言書に関する情報
- 介護や病気になった場合にしてほしいこと
- 自分自身が最期を迎えた時にしてほしいこと
- これまでの人生を振り返ったときの思い出
- これまでお世話になった人への手紙やメッセージ
これらの項目の中には、若い人にとってピンと来なかったり、不必要だったり、今は書けなかったりするものもありますよね。
そのような時に必要なのは、どのようなことでしょうか?
次の項目では、若い人向けのエンディングノートの選び方について解説します。
若い人向けのエンディングノートの選び方
20代・30代向けにフォーカスして、あなたが迷わないように1つだけ紹介します。
当サイトでおすすめしているのは、下記のエンディングノートです。
いちばんやさしいエンディングノート – 20代・30代から始めるスタンディングノート
こちらのノートは、全50ページという濃密の内容になっていますが、基本的に書けるところから書き始めることをおすすめします。
次の項目では、若い人向けのエンディングノートの書き方を解説します。
若い人向けのエンディングノートの書き方
結論から言うと、自分の書きたい項目から書くことをおすすめします。
なぜなら、あなたが何歳なのかにも寄りますが、働き始めた20代の方なら相続については必要ありません。
その一方で、事業を当てて投資や貯蓄で資産を持ち始めた方にとっては、相続を考えることが必要だからです。
まず、下記の項目について、どうしてほしいのかについては、あなたが何歳であっても思い描けるでしょう。
- 自分が病気になった時
- 最期を迎えた時
- 大切な人へのメッセージ(伝えたいことがある場合のみ)
あなたがイメージできるように、例として、私が書いているものを一部だけ紹介します。
病気になった時のことを書く
私の場合は、AIやテクノロジーが進歩していることを考えて、介護は全てAIロボットに行ってほしいことを書いています。
介護する人は最小限にしてほしいことや、「自分のプライベートゾーンを何十歳と年が離れている若い人に見られたくないな」と思ったからです。
なかには、家族に迷惑をかけたくない人や、その一方で仲の良い家族に見てほしい人もいるでしょう。
次は最期を迎えた時にどんなことを書くのか解説します。
最期を迎えた時を書く
私の場合において最期を迎えた時は一般的なお葬式を形式的に行うことよりも、手作りのお誕生日パーティを開いてくれるみたいなイメージ感で、自分が一番好きなバンド【My Chemical Romance】の曲を流しながら、本当に自分を好きだったごくごく少数の人たちに囲まれて、思い出の場所で散骨してほしいことや、見送ってほしいことを書いています。
また、自分が本当に大切にしている人には、その人の意思にもよりますが、自分の一部をメモリアルジュエリーに納めて持っていてほしいことも明記しています。
このように、最期を迎えた時は、どんな人に見送ってほしいのか、どんな感じのお別れにしてほしいのかを思い描きながらエンディングノートを書くといいでしょう。
次は大切な人へのメッセージについて解説します。
大切な人へのメッセージ
私の場合は最も親しい家族に向けて、自分の一部をメモリアルジュエリーにして持っていてほしいことや、「時代に合わせて価値観をアップデートしてほしい」「自分の心の声に従って人生を生きることを大切にしてほしい」ことを書いています。
ただ、これを書き終わった後に、お互いに生きているうちにもっと色んなことを伝えなきゃと言う想いが湧いてきました。
つまり、メッセージを書くことで、その人に本当に伝えたいことは何かが明確になります。
次は、若い人がエンディングノートを書く意味について解説します。
若い人がエンディングノートを書く意味
結論から言うと、エンディングノートを書くと「まだ生きたい」「こんなことがしたい」「この場所に行きたい」などの生きる活力が湧いてくるからです。
自分の最期を思い描くことで、自分に残された時間を意識できます。
ちなみに厚生労働省によれば、2023年時点の健康寿命は男性が72歳、女性が75歳というデータがあります。
※健康寿命とは、日常生活が何不自由なく生きられる期間のことです。
参照元:https://www.mhlw.go.jp/content/10904750/001363069.pdf
そのため、自分が70代になる前までにどのようなことがしたいのか、深く考えるきっかけになるでしょう。
しかし、ただノートを広げてペンを置いただけでは、「特にしたいことないな」と思う人もいますよね。
そのような時は、ChatGPTを使いましょう。
例えば「自分の人生を考えるうえで、最期から考えるには、どうやって逆算すればいいですか?」と聞くことで、そのようなことを考えれば良いのかヒントを教えてくれますよ。
まとめ
若い人がエンディングノートを書くには、自分が書きたいことから始めることをおすすめします。
主に「もし病気になった時」「最期を迎えた時」「大切な人へのメッセージ」などから始めると良いでしょう。
財産に関する相続のことや法律面を調べることは、必要な時に追記することをおすすめします。
年に1回くらいのペースで、エンディングノートを見直して、書き直したり追記したりすることで、今の自分の人生をより良く生きるためのモチベーションが湧くでしょう。
ぜひ、自分の人生をより良くするためにも、この方法を試してみてくださいね。