おひとりで愛するペットと暮らしていると、ふとこんなことを考えてしまいませんか?
私に万が一のことが起こったら、この子はどうなるんだろう?
その不安は基本的に考えたくないものですが、きちんと向き合うことで、万が一のことが想定できます。
その万が一に備える方法の一つが、一人暮らしのペット終活においてエンディングノートを書くことです。
そこで今回の記事では、一人暮らしのペット終活にエンディングノートが必要な理由を記載します。
一人暮らしのペット終活に『エンディングノート』が必要な理由
一人暮らしのペット終活は、自分に万が一のことが起こった時と、ペットに万が一のことが起こった時の両方を考えないといけません。
そんな時に、エンディングノートにペット終活のことを記載しておくことで、下記の安心感につながります。
- 自分に万が一のことが起こった時のリスクヘッジになる
- 「うちの子」を託すための次の一歩が分かる
それぞれ、一つずつ解説していきます。
自分に万が一のことが起こった時のリスクヘッジになるから
エンディングノートに、ペットの情報を記載することで、自分に万が一のことが起こった時に、周りの方に自分の気持ちを伝えられます。
また、エンディングノートに記載した後は、信頼できる周りの人に、そのことを話してみましょう。
「うちの子」を託すための次の一歩が分かるから
緊急連絡先やペット病院など、エンディングノートに必要な情報をまとめることで、家族や友人にうちの子を託しやすくなります。
具体的には、既往歴・服薬をはじめ、アレルギー、血液型、体重、保険の有無など、家族同然に過ごしているペットの情報をより詳しく記載しましょう。
そうすることで、あなたの大切なペットの状況を周りの人が把握しやすくなります。
そもそもエンディングノートとは?
エンディングノートとは、自分の人生に万が一のことが起こった時に備えて、家族や友人などの親しい人に自分の気持ちを伝えるためのノートです。
一般的なエンディングノートでは、下記のことについて記載することが一般的になっています。
- 自分自身の個人情報(名前・生年月日・住所・電話番号など)
- 自分に万が一が起こった時に連絡したい人の個人情報
- 自分の財産(資金・土地・不動産・株・仮想通貨など)
- 自分のデジタルデータの処分に関する情報
- 相続や遺言書に関する情報
- 介護や病気になった場合にしてほしいこと
- 自分自身が最期を迎えた時にしてほしいこと
- これまでの人生を振り返ったときの思い出
- これまでお世話になった人への手紙やメッセージ
これらの項目の中には、若い人にとってピンと来なかったり、不必要だと感じたり、今は書けなかったりするものもありますよね。
また、上記で挙げたのは一般的なエンディングノートについてです。
なのでその中から、ペット終活用のエンディングノートに絞って、選ばないといけません。
次の項目では、ペット終活用のエンディングノートの選び方について解説します。
ペット終活用のエンディングノートの選び方
ペット終活用のエンディングノートの選び方は、以下の通りです。
- 環境省が公開している『ペットの終活ノート』を選ぶ
- おひとりさま専用のエンディングノートを選ぶ
- スマホの終活アプリを選ぶ
それぞれ、一つずつ解説していきます。
環境省が公開している『ペットの終活ノート』を選ぶ
まず、おすすめしたいのが、環境省が公開している『ペットの終活ノート』です。
こちらのエンディングノートは、全4ページになっていて、下記の項目について記載できます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ペットの情報 | 名前、性別、生年月日、特徴、性格など |
| ペットの健康情報 | かかりつけの動物病院、常備薬・サプリメント、治療中の病気など |
| ペットの日常とそのケア | 食事の好み・クセ、食事の与え方、購入先、保管方法など |
| 自分にもしものことがあったら | 家族の情報、引き取り先の情報、委託契約先の情報など |
このエンディングノートは、本当に必要な情報だけ記載する形になっているので、時間がない方におすすめです。
おひとりさま専用のエンディングノートを選ぶ
次におすすめなのが、おひとりさま専用のエンディングノートを購入して、自分のことを中心に書くことです。
そのなかでも、おすすめなのが、『おひとりさまのはじめてのエンディングノート』です。
こちらのエンディングノートは、下記の情報について書き記せます。
- 自分のお金にまつわる情報
- 自分のデジタル資産に関する情報
- 自分の健康にまつわる情報
- 自分が亡くなった後の情報
また、健康に関する情報の中に、大切なペットに関する情報を記載できるのでおすすめです。
スマホの終活アプリを選ぶ
次におすすめなのが、下記のスマホの終活アプリです。
| アプリ名 | URL |
|---|---|
| わが家ノート by MUFG | https://www.tr.mufg.jp/lp/wagayanote/ending/ |
| SouSou | https://sousou-official.com/service-page |
それぞれ、1つずつ解説していきます。
わが家ノート by MUFG

このアプリはどちらと言えば、自分の終活を始めるためのアプリです。
エンディングノート作成機能があり、その中には、家族へのメッセージをはじめとした16個の項目があります。
その中には、家族同然に過ごしているペットのことも記載可能です。
実際のエンディングノートと違って、スマホ一つで、いつでも書き直せます。
また、実際のノートと違って、アプリだから、家族や友人に見つけてもらえるというのもメリットです。
SouSou

SouSouは、アプリ使用料無料のデジタルサービスです。(※2026年2月現在)
その中には、エンディングノートの機能があり、財産やデジタル資産をはじめ、相続や遺産、愛するペットのことも記載できます。
それから、基本的な情報は、生前から公開するのか、亡くなってから公開するのか選択可能です。
またエンディングノートは、アプリ内からPDFファイルにできるボタンがあります。
なので、コンビニでコピーして、紙にして保管も可能です。
ペット終活用のエンディングノートの書き方
結論から言うと、自分の書ける項目・書きたいから書くことをおすすめします。
まずは、下記の項目について、どうしてほしいのかを書いてみましょう。
- 自分に万が一のことが起こった時のことを書く
- NPO法人・ボランティア団体のことを書く
それぞれ、1つずつ解説していきます。
自分に万が一のことが起こった時のことを書く
まず最初に考えてほしいのが、もし、自分が病気になった時や事故にあった時にどうしてほしいかです。
自分自身の終活の場合、ペットの引き取り先も決めないといけません。
それから、いつも通っているペット病院、服薬の有無、ペットフードのメーカーや種類なども書いておくと安心です。
NPO法人・ボランティア団体のことを書く
身近な人たちがもし、ペットを引き取れないという場合は、次の飼い主さん探しを行なっているNPO法人やボランティア団体をあらかじめ調べておきましょう。
また自分の生前に、念の為に調べておくことで、ペットをスムーズに引き取ってもらえる可能性が高まります。
ペット用のエンディングノートを書くのが辛い!そんな時の対処法
エンディングノートを書くということは、頭の中で自分とお別れしたあの子を現実的な視点で考えないといけないので、涙が出てしまうくらい辛いものになってしまいますよね。
私が倒れたら、この子の面倒を見てくれる人がいないかもしれない
そのような不安も感じてしまいがちですよね。
そこで、そのような辛さを感じた時の対処法をお伝えします。
時間をかけて少しずつ埋めていく
辛い時は、少しずつ書ける項目だけを入れていくといいですよ。
まずは、自分の個人情報や大切なペットの情報だけというように少しずつ埋めていきましょう。
そもそもエンディングノートは、時間をかけて作っていくものなので、一気に書こうとしなくて大丈夫です。
ちょっとずつ進めていきましょう。
ChatGPTやGeminiなどを使いながら少しずつ書いていく
エンディングノートを書くときに、手が止まってしまうのは当然のことです。
例えば、「私が亡くなったら、あの子に対して⚪︎⚪︎してほしい」という感情的な部分は、どうしても辛い想像をしてしまいます。
そのような時に、『他の人が読んだときに分かりやすく書く』ということをしないといけません。
そこでおすすめしたいのが、ChatGPTやGeminiなどの生成AIを使うことです。
まずは、あなたの気持ちを、以下の例みたいに、そのままスマホに打ち込んでみてください。
具体的なプロンプト例
まずは、ChatGPTやGeminiにこのように打ち込んでみてください。
私は一人暮らしで、ペットの⚪︎⚪︎を飼っています。もし私が入院した時に備えて、代理の人にお世話をお願いする文章を書きたいです。
でも、⚪︎⚪︎を考えると不安で、うまくまとめられません。
まずは私の『⚪︎⚪︎の想い』や『こだわり』を箇条書きにするので、それを第三者にも伝わる優しい引き継ぎメモにまとめてくれませんか?
そしたら、GeminiやChatGPTは、以下のような出力をしてくれます。

もちろんです。一人暮らしで、大切な家族であるムギちゃん(9歳)のことを考えると、万が一の時の心配は尽きないこととお察しします。
その不安なお気持ちごと、代理の方にしっかり伝わるような「優しい引き継ぎメモ」にまとめるお手伝いをさせてください。
準備ができたら、その**「ムギちゃんへの想い」や「お世話のこだわり」**を、箇条書きで送ってください。文章がまとまっていなくても、思いつくままに書いていただいて大丈夫です。
もし迷われたら、以下のような情報も混ぜていただくと、より具体的になります。
• 基本情報: かかりつけの病院、持病や薬の有無
• 食事: フードの種類、量、あげる時間、おやつの習慣
• トイレ: 砂の種類、掃除のタイミングやこだわり
• 性格・癖: 好きな場所、怖がるもの、撫でられると嬉しい場所
• その他: 隠れ場所、脱走対策、緊急時の連絡先など
まずは、あなたの言葉でムギちゃんについて教えてください。お待ちしています。
引用元:Gemini Pro
そして、基本情報、食事、トイレなど、必要な情報を打ち込んでみて下さいね。
そもそもエンディングノートを書く意味
結論から言うと、エンディングノートを書くと「まだ生きたい」「こんなことがしたい」「この場所に行きたい」などの生きる活力が湧いてくるからです。
自分の最期を思い描くことで、自分に残された時間を意識できます。
ちなみに厚生労働省によれば、2023年時点の健康寿命は男性が72歳、女性が75歳というデータがあります。
※健康寿命とは、日常生活が何不自由なく生きられる期間のことです。
参照元:https://www.mhlw.go.jp/content/10904750/001363069.pdf
そのため、自分が70代になる前までにどのようなことがしたいのか、深く考えるきっかけになるでしょう。
しかし、ただノートを広げてペンを置いただけでは、「特にしたいことないな」と思う人もいますよね。
そのような時は、ChatGPTやGeminiなどの生成AIを使いましょう。
例えば「自分の人生を考えるうえで、最期から考えるには、どうやって逆算すればいいですか?」と聞くことで、そのようなことを考えれば良いのかヒントを教えてくれますよ。
先にペットが旅立ったらどうする?遺骨の保管方法を解説
ペットのエンディングノートは、自分の身に万が一のことが起こった時の備えです。
ただ、万が一のことが起こるのは、自分の方だけではありません。
あの子が先に旅立ったら、どうすればいいんだろう?
辛いお話になりますが、このような心の準備も必要です。
そこで考えておきたいのが、最期のお別れの時にペット霊園やお寺で必ず聞かれるのは、以下のことです。
ご遺骨や遺毛をどうしますか?
そこで、その答えや考え方をお伝えします。
骨壷に入れて自宅に保管する
ペットのご遺骨や遺毛などは、骨壷に入れて自宅のリビング、寝室、仏間などに保管できます。
ご遺骨等を骨壷に入れて保管する時は、高温多湿な場所や直射日光が当たる場所を避けるのが大切です。
また、骨壷を保管するときは、シリカゲルを入れて保管すると安心ですよ。
ちなみに、当サイトでは、蝶や妖精のモチーフの骨壷を販売しています。


遺毛やヒゲをケースに保管にする
次に考えておきたいのが、遺毛やヒゲの保管方法です。
遺毛やヒゲも、高温多湿な場所や直射日光が当たる場所はNGです。
そのため、遺骨と同じように専用のケースに入れて、カビ対策としてシリカゲルも入れて保管しましょう。
ご遺骨や遺毛を遺骨アクセサリーにして保管する
ご遺骨や遺毛は遺骨アクセサリーにして、保管できます。
遺骨アクセサリーの中には、ネット等でカプセル型を購入して自分で入れるタイプや、専門店に依頼してレジンで固めるタイプがあります。

※こちらのタイプの遺骨ジュエリーは、現在取り扱い準備中です。
ペットの終活やエンディングノートに関するよくある質問
ペットの終活やエンディングノートに関するよくある質問は、以下の通りです。
- エンディングノートはどこに保管すればいいですか?
- そもそもエンディングノートは遺書としての効力がありますか?
- ペットはまだ小さくて元気ですがエンディングノートを書くのは早すぎますか?
- 遺骨ペンダントにすると成仏できないって本当ですか?
それぞれ、一つずつ回答していきます。
- エンディングノートはどこに保管すればいいですか?
-
エンディングノートの保管先は、盗難・紛失のリスクが低くて、家族が見つけやすい場所にしましょう。
デジタルデータの場合は、家族で共有しているクラウド上にアップしておけば安心です。
アナログの紙のノートの場合、家族と話し合った上で、家の中の【特定の場所】に保管するのをおすすめします。
- そもそもエンディングノートは遺書としての効力がありますか?
-
エンディングノートは遺書としての効力はありません。
あくまで自分が亡くなった後の意思表明です。
そのため、家族や友人など、大切なことは事前に話をしておきましょう。
- ペットはまだ小さくて元気ですがエンディングノートを書くのは早すぎますか?
-
エンディングノートは書くのが早いということは、全くないです。
むしろ、思い立った時に書いておきましょう。
なぜなら、病気や事故など、もしものリスクに備えられます。
また、エンディングノートは定期的に見直すことが前提なので、少しずつ書き始めるのがおすすめです。
- 遺骨ペンダントにするとペットが成仏できないって本当ですか?
-
亡くなったペットのご遺骨を分骨して、遺骨ペンダントにしたら成仏できないというのは迷信です。
仏教的にも四十九日を過ぎたら、分骨や手元供養の有無に関わらず、魂が旅立つと言われています。
なので大切なのは、飼い主の愛情や気持ちです。
まとめ
おひとりで家族同然のペットと過ごしていると、どうしても自分の万が一が起こった時のことを、夜寝る前などに考えてしまいますよね。
そのような万が一に備えるために、ペット終活の一つとして、エンディングノートを少しずつ描いてみませんか?
エンディングノートを書くことで、誰に愛するペットを託すのか、そもそも次に自分が何をすればいいのかが分かります。
また、これも辛いことになりますが、逆にペットが先に旅立ったことも考えておくと、その時の選択肢の一つがあなたを救ってくれるきっかけになるはずです。
この記事で、あなたの心が少しでも軽くなることを祈っています。

