虹の橋を渡ったあの子の存在をいつも感じていたい
このような想いから、亡くなったペットのご遺骨を持ち歩きたいと考える方は少なくありません。
しかし、「遺骨を持ち歩いても問題ないのか?」「法律的に大丈夫なのかな?」と悩む方も多いですよね。
結論から言うと、遺骨を持ち歩くのは法律違反ではありません。
市区町村や国の許可は必要ありませんし、警察に捕まることもありません。(詳しくは後述します。)
ただ、それでもやっぱり、他の人の目は気になってしまうものですよね。
そこで今回の記事では、遺骨を持ち歩く方法と、周囲にバレない持ち運び方について詳しく解説します。
遺骨を持ち歩いて問題ない?法律違反になる?

遺骨を持ち歩くことを禁じる法律はありません。
また、宗教的にも個人の信仰に基づいて行動することが認められているため、遺骨を身につけることに問題はないとされています。
したがって、歩行・車など個人的な乗り物をはじめ、飛行機や新幹線に乗って持ち運べます。
誰にも咎められないし、罰金や刑罰もないので安心してください。
主に、下記の項目に注意すれば大丈夫です。
- 勝手に埋葬しなければ問題ない
- 最低限のマナーを守れば問題ない
それぞれ、1つずつ解説していきます。
勝手に埋葬しなければ問題ない
日本には『墓地埋葬法』という法律があります。
この法律は、墓地・納骨堂・火葬場の管理や埋葬の方法を定めている条文です。
遺骨を埋葬する際は、事前に市町村長から許可証を取得する必要があることや、許可を得ずに埋葬した場合の罰則が記載されています。
参照元:e-gov法令検索
したがって、遺骨を取り扱う際は、勝手に埋葬しなければ、法律上は問題ありません。
さらに言えば、この墓地埋葬法は、亡くなった人を対象にしている法律です。
ペットの遺骨は、悲しく聞こえるかもしれませんが、法律上は【個人の所有物(モノ)】として扱われます。
そのため、遺骨を移動させるための役所の許可も要らないのです。
最低限のマナーを守れば問題ない
遺骨を持ち運ぶ際に注意するマナーは、以下の通りです。
- 骨壷をそのまま置かない
- 電車やバスで床や網棚に置かない
- 蓋が開かないようにする
ペットの遺骨や遺骨が入った骨壷は、法律上「モノ」として扱われますが、周囲の人はどうしても、こんな風に思ってしまいます。
何か不幸があったのかな?
お葬式があるのかな?霊柩車を使えばいいのにな。
特に公共の場では、命の終わりを連想させるものを不快に感じる方もいらっしゃいます。
そこで次の項目では、周囲の人にバレずに遺骨を持ち歩く方法について解説します。
周囲にバレずに遺骨を持ち歩く方法

遺骨を持ち歩くのは、どうしても人の目が気になりますよね。
「あの人、遺骨持ってる」と認識されてしまうと、どうしても周りから変に気を遣われたり、色眼鏡で見られてしまったりして、余計に落ち込んでしまいます。
そこで、以下の方法を使って、遺骨を持ち運んでみてくださいね。
まずは、メモリアルジュエリーを利用することについて解説します。
メモリアルジュエリーを利用する
最近、徐々に知られている方法の一つが、メモリアルジュエリー(遺骨ジュエリー)を使うことです。
メモリアルジュエリーとは、遺骨や髪の毛を特別なジュエリーに封入し、いつでも身につけられるアクセサリーを指します。
メモリアルジュエリーの特徴は、以下の通りです。
- ペンダント、リング、バングルなど、さまざまなデザインが選べる
- デザイン性が高く、普段使いしやすい
- 遺骨だけではなく、遺髪や遺灰を入れることも可能
- 特殊な樹脂で封入するため、劣化や風化の心配が少ない
遺骨を持ち歩く際に、「見た目から分かりにくい」「ずっと身につけられる」という点で、メモリアルジュエリーは非常に優れた選択肢です。
遺骨カプセルを使う
シンプルな方法として、小さな遺骨カプセルにご遺骨を収納し、持ち歩くことができます。
遺骨カプセルには、キーホルダー型やペンダント型があり、バッグやネックレスに取り付けることが可能です。
そんな遺骨カプセルですが、下記の特徴があります。
- シンプルな構造で使いやすい
- 遺骨をそのまま保管できる
- 防水加工されたものを選べば、安心して持ち歩ける
ただし、デザイン性はメモリアルジュエリーほど高くないため、普段使いのアクセサリーとしては少し目立つこともあります。
お守りとして遺骨を持ち歩く
なかには、ご遺骨をお守りのようにして持ち歩きたい方もいます。
お守り袋や特別なケースに入れて持ち歩くことで、心の支えになるでしょう。
またお守りには、下記の特徴があります。
- 精神的な安心感が得られる
- 小型のケースに収納できる
- 目立たず持ち歩くことが可能
ただし、素材によっては経年劣化が起こる可能性があるため、長期的に持ち歩く場合は注意が必要です。
遺骨を持ち歩く際の注意点

ご遺骨を持ち歩く際の注意点は、以下の通りです。
- 保管方法に気をつける
- 落とさないようにする
- ご家族と事前に相談する
まずは、保管方法に気をつけることについて解説します。
保管方法に気をつける
火葬後の遺骨は、湿気に弱いという性質があります。
遺骨が湿気を吸ってしまうと、変色・劣化・カビの原因になる可能性も。
また、遺骨を持ち歩く場合に考えられるリスクとしては、粉漏れです。
そのため、遺骨を入れる容器にも気を配る必要があります。
密閉性・防湿性のあるものを選びましょう。
落とさないようにする
遺骨は容器から落とさないようにするものを選ぶ必要があります。
なぜなら、意図しない方法での散骨になったり、回収不能な状態になったりするからです。
ご自身にも心理的なダメージが降りかかるため、ご遺骨を持ち運ぶ際は、落とさない容器を選ぶ必要があります。
家族と相談する
遺骨の扱いは、他の家族も含めて感情的かつデリケートな問題になります。
なかには、他の方に聞いたら、
遺骨を持ち歩いて欲しくない
という意見もあります。
そのため、他の家族の意見も尊重したうえで、大切なペットの遺骨を持ち歩くかどうか決めましょう。
まとめ:遺骨を持ち歩くのは『愛の証』です
最後に、今回の記事のポイントをまとめます。
- 遺骨を持ち歩くのは、法律違反ではありません。
- 遺骨を持ち歩く際は、周囲の人に配慮するためにマナーを守りましょう。
それから、遺骨を持ち歩くには、以下の方法がおすすめです。
- メモリアルジュエリーを利用する
- 遺骨カプセルを持ち歩く
- お守りとして遺骨を持ち歩く
遺骨を持ち歩くのは、虹の橋を渡ったあの子を大切に想える『深い愛情の証』です。
メモリアルジュエリーや遺骨カプセルなど、自分に合った方法を選び、あなたが大切な故人を身近に感じられることを祈っています。
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